万博開催!大阪のシンボルをステンレスで!

材質 | SUS304(ステンレス) |
板厚 | t =0.5 |
作成日 | 2025年4月 |
エッフェル塔やピサの斜塔を作っていると、他の社員にも沢山の声をかけられ、リクエストされる事も増えてきました^ ^
先日、社長から通天閣は作られへんの?とリクエストがあったのですが、その時は構造が複雑で、展開する為の資料が少ないことからできないと答えていました。
しかし、[できない]を形にしてきたからこそ今の東條工業所があり、私達が働いている。
それを受け継ぐものとして[できない]はあってはならないと思い、挑戦してみました!
、、という事で、世界の塔3作目は<通天閣>です^ ^
50年以上、弊社を構えている大阪のシンボルだからこそ妥協は許されない!
そんなプレッシャーを感じながら展開作業に入りました笑
通天閣の航空写真や過去の資料、設計図から構造や比率を計算し、展開しました。
通天閣は年々リニューアルしているのですが、一番自分のイメージに近い2020年以前の構造をモチーフにしました。
約300分の1サイズ(高さ約300mm)の通天閣になります^^
抜き工程では、展望窓の数が多いので、かなり微細な加工が必要でしたが、昨年導入したファイバーレーザー加工機にてそれを実現。
(窓枠を細かくしすぎて切断に一度失敗しております笑)
ブレーキでの曲げが困難な箇所は、ジョイントを使っての手曲げ加工、溶接はファイバーレーザー溶接機にて行いました。
実物同様に、跳ね出し展望台や最上階へ行く階段、ネオン管の文字、腕部を再現するのに溶接面でかなり苦戦しました。
作るにあたって加工技術はもちろんですが、通天閣の歴史や構造を沢山学びました。
私自身、生まれも育ちも大阪ですが意外と知らない事が多く、良い経験になりました!
東條工業所はこれからも技術と知識をどんどん取り入れ、日々新しいことにチャレンジしていきます。
他の写真もInstagramにて公開しております!
リクエストやコメントなどもInstagramにて是非お待ちしております!!